理想の人と自分に合う結婚相手の違い

あなたにとっての理想の結婚相手とはどんな人ですか?

恋愛も結婚も、理想の相手と結ばれることができたら最高ですよね!
お金持ちで高身長、イケメンで大企業に勤めていて、、なんて理想通りの条件のお相手❣️

「そんな相手なら自分は幸せになれる」か、といったら実はそうでもないんですよね。逆に、そんな理想的な条件の相手を探していたけど、違う条件の人と結婚したら、すごく幸せになれた❣️なんてこともあります。

そこが恋愛や結婚の面白いところなんです。

理想の人を探し求める

あなたは人生で理想の人に会ったことはありますか?

あなたは生きてきた人生で沢山の人と会ってきたと思います。
都会であれば、それこそ会社や電車、イベント、街の交差点など、すれ違うだけでも数え切れない程の人と会ってきましたよね。

中には見た目が、自分好みの異性もいたと思いますが、理想の人は実際いましたか?
「付き合ってないから分からないよ。」そうですよね。

そうなんです。どんな人でも付き合ってみないと分からないのです。

婚活や恋活をしていて、「恋愛の経験が少ないから理想の人とは会えてない」という方もいらっしゃるかもしれません。

でもハッキリ申し上げます。
理想の人なんてこの世には存在しないんです。

なぜなら、あなたの理想の人は、あなたが作り上げている理想の世界の人。つまり想像上の人なんです。

物語のお姫様に憧れる

誰しも子供の頃に、おとぎ話のお姫様に憧れたことがありますよね。ドレスを着たり、お姫様ごっこをしたりして遊んだ経験があると思います。

でも、シンデレラも白雪姫も、アリエルだって、おとぎ話の世界のお姫様で、現実には存在しない、ということを小学生でも理解していますよね。

それは想像上の世界の人であって、現実は、少なくとも自分の身の回りにはそんな生活をして、永遠に美しいままの人なんていないことを知っています。

「そんなこと当たり前じゃない!
 私はお姫様同様、白馬の王子様もいるなんて思ってないわよ!」

なんて声が聞こえてきそうですが、他人のことはよく見えるもので、自分のことは近すぎて見えないもの。
実は、あなたもそれと同じことしているんです。

つまり、婚活でいう理想の人というのもこれと同じなんです。
実際には存在しない想像上の人を創りあげているんです。

架空の人ですから、実際には存在しませんよね。存在しないものをいくら探しても、見つかるはずがないのです。

世間体やスペックに惑わされない

でも、婚活で理想の人と出会ったという話を聞いたことがあるけど…、それはどういうことなの?

スペックとは、結婚相談所や婚活アプリのプロフィールに書いてある、年収学歴、勤め先や身長など、世間一般で評価を付けやすい条件ですね。

世間体を気にする人は、この条件面を優劣や上下といった評価で判断しがちです。そこから「勝ち組」「負け組」なんて言葉がありましたね。

長く婚活をしている人、なかなかお相手に巡り会えないという人や、理想の結婚相手を探している人は、実はこのスペックの高い条件を最優先にして、お見合いやデートの相手を選ぶ基準としている人がとても多いんです。

それは、親からのプレッシャーかもしれませんし、テレビや雑誌、映画などのメディアの影響も非常に大きいと思います。自分ではニュートラルなつもりでも、テレビやスマホ、PCの画面から流れてくる映像や音声の影響というのは侮れないものです。

あなたは知らず知らずのうちに、世間体や世間の「普通」を押し付けられ、それが自分にとって普通だと考えるように仕向けられているんです。本当は普通なんてものは存在しないんです。

実際のところ、どこの誰かも分からない人が作った「普通」や「理想」なんていうものは、あなたが本当に幸せになるためには関係ないんです関係ないどころか、邪魔でしかありません。

このことに気が付けるか否かで、あなたの人生の幸福度は格段に変わります!それは間違いありません。

理想の結婚相手とは

一般的な話題に上る「理想の人」とは、あなたが望む結婚相手と結婚生活への願望。つまり「条件」です。

条件を最優先する危うさ

もし、あなたが望んだ通りの条件を持つ結婚相手が現れたとします。
あなたは結婚する時は絶好調に幸せですよね。条件通りですから。
さて、その幸せ、結婚生活で保ち続けられるでしょうか?

共通の価値観の大切さ

自分の周りにいる人は、自分にとって居心地の良い人が多いですよね。
それは当然ですよね。息の合う人や、話題が合う人など同じ価値観を共有できる人だから、一緒にいる訳です。

逆に、自分と価値観の違う人と人はずっと一緒にいることは苦痛です。

例えば、友人の愚痴や文句をお互いに言い合ったり、それに付き合ってくれる友人がいますよね。もしあなたに「自分に返ってくるから、そんな愚痴はおやめなさい」と言われたら、あなたはその人を疎ましく思い、聞いてくれる友人はやはり居心地良く感じますよね。

言葉一つとっても、コミュニティが違えば解釈が全く変わってしまうものです。

例えば、「ヤバい!」という言葉が流行ったことがありましたが、それを「かっこいい」とか「凄くいい!」という意味に解釈する年代やコミュニティもあれば、文字通り「良くない」「悪い」と解釈する年代やコミュニティもありますよね。

それくらい、人は共通の言語とか、共通の価値観というものを、気付かないうちに、しかし当然のごとく大切にしているのです。

もし自分の理想の条件が、自分の生きている世界と格段に違うとしたら、あなたも相手も共通の価値観を探すところから始まることになりますね。

どちらか一方の努力

「共通の価値観じゃなかったら、一緒に作ればいいんじゃない?」と言われるかもしれません。

そもそも、あなたはあなたの理想の条件の人に、選ばれる人ですか?

結婚生活とは、365日同じ家に住むことです。相手と時間から場所から全てを共有し続けることです。

もしあなたが必死に頑張って努力して相手に価値観を合わせて、理想の条件の結婚相手と結婚したとしても、自分と違う価値観の理想の相手に、自分を合わせることをし続けられますか?

それは非常に苦痛です。
夫婦というのはどちらかだけが頑張ったり、はたまた犠牲になったりして成り立つ関係性であっては、早晩破綻してしまいます。

「理想の結婚相手」というのは、決して理想の条件や高いスペックの結婚相手のことと考えてはいけないのです。

自分に合う結婚相手

もし、あなたが望んだ通りの条件を持つ結婚相手が現れたとします。
あなたは結婚する時は絶好調に幸せですよね。条件通りですから。
さて、その幸せ、結婚生活で保ち続けられるでしょうか?

ちょっと意地悪な質問に聞こえますが、とても大切なことなので一緒に考えてくださいね。

今、あなたの理想通りの条件のお相手だとしても、その条件だけであなたは満足するでしょうか? 
残念ながら答えは、「No」です。満足することはありません。

結婚相手に大切にされたい、もっと愛されたい、言い合いしても話合える人がいい、一緒に旅行したい、一緒に趣味を楽しみたいなどなど、次に、あなたには結婚相手との生活への理想が待っています。

もし好条件の収入が高い人だとしても、そういう方の多くは仕事で忙しく、残業や出張、土日も仕事だったり、時には妻同伴で取引先との会食や会合に出席することになり、二人でゆっくりできる時間は限られてくる人が多いのが現実です。

そんな結婚相手でしたら、育児に協力したくても時間も体力もない、なんてことも普通にあり得ます。

また、お金持ちと結婚しても、あなたと金銭感覚がかけ離れていたらどうでしょう?
また、あなたが欲しいと思うものにお金をかけてくれるとも限りません。

一時の見栄や評価で相手を判断してしまうのが、お相手のスペック(条件)です。
好条件の結婚相手をゲットした時、あなたの脳内から「ドーパミン」という快楽物質が一気に放出されて、とても幸福で満足感を得ることができます。これは「ドーパミン的幸福」と呼ばれるものです。

このドーパミン的幸福感を得るためには、努力や頑張りなどを必要とします。それは時に「時間」や「お金」、「労力」として、結果を出すために、あなたに何かしらの「対価」を支払わせるのです。

頑張って得たものに対して、あなたは大きな価値を見出しますし、同時に執着も生みだします。また残念なことに、このドーパミンで得た幸福感は長続きしません。すぐに枯渇してしまいます。なので、次の刺激や興奮を追い求め始めます。

ここがドーパミン的幸福の罠なのです。

それは「依存症」という形であなたを苦しめます。恐ろしいことに、ギャンブルや麻薬、砂糖といったものを得た時に分泌される物質と同じく脳内快楽系の物質なんです。中毒性が強いものばかりですよね。

このことからもドーパミンで得た幸福というのは非常に脆いものだということが分かったと思います。

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